【第4話】10年間、不妊治療に挑み続けたある夫婦の物語。その未来に待っていたものとは?

 

夢をあきらめる勇気

 

「また、ダメだったよ・・」

 

精一杯の笑顔から

発せられる妻の言葉。

 

 

僕は何度聞いたことだろう・・

 

 

次こそは・次こそは・・次こそは・・・

 

 

 

「もう…あきらめようか」

 

 

 

なんとか絞り出した僕の声は、

微かに震えていました。

 

 

 

充分、ぼくたちは闘ってきました。

 

10年間、僕たち夫婦は不妊治療という

”人生をかけた闘い”

に挑み続けてきました。

 

 

治療をしたくても、

お金の問題で、

夢を追い求める事すらできない夫婦たちは、

この世の中にたくさんいるのが現実です。

 

 

僕たちは辛い闘いではありましたが、

わずか10%の期待に想いこめて、

長い間、夢を追い求めました。

 

 

気付けば、

年齢的に時間の猶予もなくなっていました。

 

 

 

僕たち夫婦は、ただ・・・

二人の子供を抱っこしたかったのです。

 

 

 

好きな人と結婚し、子供ができる。

 

そして、繰り返される次の世代の子供たち。

 

 

僕たちはいずれ老いていき、

孫におじいちゃん、おばあちゃんと呼ばれる。

 

 

ごくごく自然な流れであり、

それが本当の幸せだったりするのかもしれません。

 

 

何回、妊娠判定日に苦笑いをしてきたのだろう・・。

 

妻も、

毎回無理に明るく振る舞っているのを

痛いほど感じました。

 

 

ただ、もう心が疲れてしまったのです。

 

 

治療に必要な

お金もなくなってしまったのです。

 

 

いつしか、

僕は期待する事をやめてしまいました。

 

 

子供時代のように、

期待をすると、

ただ寂しくなるだけなんだ・・と。

 

 

僕よりも、

妻の方がもっともっと辛いはずなのに・・。

 

 

 

しかし、

その闘いも終わりを告げようとしていました。

 

 

自然に子供を授かれるのであれば、

こんなに苦労もせず悩む必要もないのです。

 

 

それが叶わないから、

夫婦達はもがき苦しんでいるのです。

 

 

お金で買えないものも当然ありますが、お金がなければ、チャンスも与えられないのです。

 

お金が全てではないのも事実ですが、お金がないと希望をもつことすらできないのも事実なのです。

 

 

 

大事なものを犠牲にしてきた10年

僕は10年間という長い間、

不妊治療を行うために

お金が必要だったため、

趣味や飲み会などお金を使うことに、

抵抗を感じる様になり、

いわゆる「ケチな人」

変貌していきました(笑)

 

 

付き合いが悪く、

ケチな価値観を持った人間からは、

残念ながら人が離れていってしまいます。

 

 

 

・・・でも良いのです。

 

 

 

夫婦二人で

同じ目標に向かって歩んでいること、

頑張っていることに、

 

なんというか・・

 

生きがいみたいなものも

感じていましたし。

 

 

お金や時間、人付き合い、

大事なものを犠牲にして

夢を追い求め続けた10年

 

 

 

「もう・・あきらめよう…」

 

 

その瞬間が訪れてしまったのです・・・

 

 

高校時代から付き合いがあった女性と、

人生最大のイベントの一つでもある

結婚をする運びとなりました。

 

 

家族を持つという

「責任とやりがい」を感じ、

仕事にも一層励むようになっていました。

 

 

そのうち、

子供も当たり前のようにできるだろうと、

特に意識することもなく、

ごくごく平凡な夫婦共働きの

結婚生活を過ごしていました。

 

 

 

しかし、

待てど暮らせど僕たち夫婦に、

子供を授かる気配は感じらません。

 

 

1年・・また1年と、

どんどんお年を召していくばかり・・・

 

 

自分や妻の両親からだけではなく、

年始の挨拶で、身内の方からも

「子供はまだなの?」

という、いらぬプレッシャーを浴びせられ、

その都度、僕たちは苦笑いをしていました。

 

 

「子供はまだなの?」と言われても、

「はい、なかなか授からなくて・・」と、

定型文のように答えるしかありませんし・・

 

 

妻も、親戚の家での、

毎度決まったそのやり取りに、

過度のストレスを感じるようになってしまい、

顔を出すのを

止めるようになってしまいました。

 

 

そんなこんなで、

年齢も30歳に近くなるにつれて、

さすがにだんだんと焦り始めたわけです。

 

 

 

不妊治療を受ける決断

ひょっとして、

何か身体に問題があるのかもしれない・・

 

 

不妊に関する情報を調べ、

色々と良さげなものを日々の生活に取り入れ、

実行してはみるものの、

あいかわらず妊娠する気配は感じられず。

 

 

不妊に効くといわれている

「マカ」を飲んでみたり、

パンツを履かないで寝る療法??など、

いろいろと試してみたりしました。

 

 

しかし、

一向に妊娠する兆しはなかったのです。

 

 

限りある時間を大切にしなければと、

不妊治療を受けるべく、

僕たちは30歳を前にして

産婦人科に行く決断をしました。

 

 

その日から、

僕たち夫婦にとって、

辛く長い10年間にも及ぶ、

 

『不妊治療との闘い』

 

が続いていくなんて、

予想だにしていませんでした・・・

 

 

 

いつしか僕たち夫婦は

”二人の子供に会いたい”

という強い想いに、

日々支配されるようになっていくのです。

 

 

 

出口が見えないトンネル

不妊治療は高額医療に属し、

僕たち夫婦が

最終的に行っていた「顕微授精」は、

1回の治療(チャレンジ)で、

50万円もの大金が

必要になる高額治療でした。

 

 

これ以上の治療方法はなく、

僕たち夫婦の治療は、

その最終段階まできていました。

 

 

何回かチャレンジをしましたが失敗に終わり、とうとう貯金も底をつき、僕たち夫婦は窮地へと追い込まれました。

 

 

二人で頑張って働き、

稼いできたお金を

すべて不妊治療にあててきましたが、

もはや治療を続けていく事が

非常に難しい状態に。

 

 

50万円ものお金を使い、

顕微受精をし、

翌月の検査で妊娠判定は陰性。

 

 

また、数カ月休んでから、

再度挑戦⇒失敗。

 

 

これでは、

お金がいくらあっても足りません・・・

 

 

何度も心が折れそうになりました。

 

 

長い間失敗し続けた結果、

どうせまた失敗だろう・・と。

 

期待すると傷つくだけなので、

期待することから

逃げるようになってしまいました。

 

 

 

まったく先が見えない不安な状態の中、

お金だけがじゃぶじゃぶと減っていきました。

 

 

 

不妊治療の中、

何回か着床をして

妊娠判定陽性が出たときは、

それはそれは、二人で涙を流して

喜んだのを覚えています。

 

 

・・・しかし、

すべて流産という辛い結果に。

 

 

 

いつしか、レストランで子供連れの家族の側にいるのも、辛く感じるようになってしまいました。

 

 

まるで暗闇の中、

出口の見えないトンネルを

歩き続けているようでした。

 

 

 

お金がなければ、夢を諦めなければならない現実

辛い不妊治療を続け、

子供を授かることだけを

夢見て頑張ってきた夫婦達が、

お金に困り、治療を断念し、

失意の中

病院を去っていくのを

僕たち夫婦は見続けてきました。

 

 

不妊治療に

多くのお金と時間をかけ、

毎日辛い思いをして闘っている理由は

 

”ただ、二人の子供に会いたい”

 

という、

たった一つの願いだけなんです。

 

 

できちゃった婚とか、

とてもうらやましく思いましたし、

子供虐待などのニュースを見ると、

なぜ、そんなことをするのかと、

とても悲しい気持ちになりました。

 

 

子供が欲しくて欲しくて

たまらないのですが、

どんなにお金をかけても、

どんなに努力をしても、

こればかりは、

自分の力ではどうすることもできません。

 

 

ただ、一度の人生、

後悔だけはしたくないのです。

 

 

しかし、お金がなければ、

もう挑戦することもできないのです。

 

 

 

あきらめたくない!!

 

「あきらめたくない!」

 

辛い選択を

しなければいけない状況下、

妻の「想い」

強くゆるぎなかったのです。

 

 

家族の大黒柱でもある僕が

「あきらめる」なんて、

簡単に口にしてはいけないのです。

 

 

僕がなんとかしなければ。

 

 

あきらめずに、

やれることを、やれるだけ、やり続けよう

 

 

ただ、

この先どうなるかわからないなりに、

今の二人の収入だけだでは

お金がたりないと感じ、

「副業」をして、

収入をなんとか増やせないかと

考え始めました。

 

 

実は、

その背景にはもう一つの理由があって、

社会的に不景気な世の中となり、

僕の会社もそのあおりをまともに受け、

ボーナスがなくなり、

月給も15%カットという、

とんでも苦しい状態へと

落ち込んでしまったことも理由でした。

 

 

このジリ貧状態を

なんとか脱しなければ・・・

 

 

そんな追い込まれていた僕が、

インターネットビジネスとの出会いにより、

人生を大きく好転させ、

想像だにしなかった、

新しい世界を知ることになるとは、

当時の僕は

まだ知る由もありませんでした・・

 

 

 

そして・・・

 

 

10年間不妊治療に

挑み続けた僕たち夫婦の未来に

待っていものは

 

『愛しい娘との出会い』でした。

 

 

高齢出産でしたので、

母子ともに

命がけの出産ではありましたが、

無事に、

元気な娘が生まれてくれました。

 

 

頑張ってくれた妻と娘には、

感謝の気持ちしかありません。

 

 

 

ありがとう。

そして、はじめましてパパとママです。

 

 

まとめ

この経験に基づき、

少なからず金銭的な理由で、

大切な事をあきらめなければならない方達が、

たくさんいるという現実に、

少しでも僕が学び、

実践してきた転売ビジネスが、

悩んでいる方たちのお力になれれば・・

 

 

という想い(信念)が

ぼくの心に芽生えてきたのです。

 

【第5話】僕の信じていた世界の崩壊

2018.11.01

 

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ABOUTこの記事をかいた人

『サラリーマン』『2つの事業を持つ社長』『愛娘へデレデレなパパ』の顔をもつ、次世代型副業家。 ~10年もの長い不妊治療との戦いの末、奇跡的に我が子を授かる。 不妊治療は高額医療の為、夫婦で頑張って貯めてきた貯金を、すべて使う覚悟で挑む!→見事に全て使い切る(汗) 貯金も底をつく中、さらに、不景気により”給料15%カット”というジリ貧状態へ^^; そんなジリ貧サラリーマンが、未来を切り開くために、インターネットを使った新しい副業との出会いをきっかけに、想像だにしなかった未来へと、大きく人生を好転させた方法を発信中。