➡ ご挨拶
➡【第1話】ドラえもんを本気で欲っしていた、夢をもたない子供時代
➡【第2話】ある日、突然会社がなくなった社会人一年生 ⇐現在のページ
➡【第3話】ネットワークビジネスで、50万円の布団セットを買わされた話
➡【第4話】成功率10%に想いをかける、ある夫婦の10年にもおよぶ不妊治療との闘い
➡【最終話】エピローグ
専門学校にも不合格するダメ男
僕は、大学受験をする気はなく(勉強もしていませんでしたし)、
この先進路をどうしようか迷ったあげく、
ちょっぴり得意だった英語をいかせる
(といっても、英検3級レベル^^;)
旅行関係の専門学校に行こうと決めました。
・・・ですが、
見事に面接で不合格(汗)
専門学校って・・・落ちるんだ、
と凹んだりもしました。
すっかり専門学校に
受かるものとばかり思っていたので、
さて、この先どうしようかと・・・。
そんな寒い話をバイト先で話したところ、
「じゃあ、うちに就職しちゃいなよ!」
とお誘いをいただきました。
無知で思考停止状態の僕は、
この先就職活動するのも面倒くさいし、
このままここに就職してしまえば楽じゃん!
と、自分の将来のことなど特に考える事もなく
楽な方に楽な方にと、
とっても安易な気持ちで、
バイト先のスーパーに
就職する事に決めました。
そんな甘い考えの僕に、
素晴らしい未来が
待っているはずもなかったのです・・・。
ある日突然、無職になってしまった
高校卒業後、
社会人1年生として
入社した会社(スーパーマーケット)が、
なんと1年後に『倒産』という、
いきなりの社会人ロケットスタートを
きってしまうはめに…
その倒産劇も、
社長の手口がひどいのです(汗)
・・・・・・とある日、


そして、1週間後・・・
いつものように出社すると、
全然お店に人の気配がない。

しばらく呆然としていると、
裏口の扉がゆっくりと開き、
先輩従業員がひょこっと顔を出し、
僕を手招きしているではありませんか。
店内に入り事情を聞いてみると、
『社長が夜逃げをし、まったく行方がわからない』
というまさかの告白。
先輩従業員も知らされておらず、
とても青白く、
血の気が引いた表情をしていました。
僕も、きっと先輩従業員と
同じ表情をしていたに違いありません。
その後の事は、
あまり記憶がないのです・・。
きっと、
天国から地獄へダイブした衝撃で、
一時的な記憶障害が
発生したのかもしれません。
スーパーの社長は、
一生懸命お店のために頑張ってきた
僕たち従業員や、
毎日のように足を運んでくれた
お客様に何も言わずに、
お店を捨て、誰も知らない場所へ
行方をくらましたのです。
ある日突然、
僕の会社がなくなってしまったのです。
こうして、
僕の社会人1年目のスタートは、
あっけなく幕を閉じたのです。