【第3話】ネズミ講で、50万円の羽毛布団セットを買わされた話

僕が20歳の時・・

 

「ネットワークビジネス」

いわゆる”ネズミ講”へ、

高校時代の同級生から

言われるがままに入会してしまい、

50万円相当の羽毛布団セット

買ってしまうハメに…。

 

 

久しぶりに会う本当の理由

当時、

僕は毎日友達と遊ぶことに夢中で、

ビジネスというものには

全く興味がありませんでした。

 

 

仕事は、

新卒で入社したスーパーの

突然の閉店により、

当時興味があった『車の整備』を覚えるべく、

街の整備工場に

知識ゼロではありましたが採用され、

勉強しながら技術を覚えていました。

 

 

高校を卒業してから、

もう2年は経っていた頃

突然高校時代の友達から電話がありました。

 

 

その友達とは、

特に仲が良かったわけでは

なかったのですが、

 

わざわざ電話をくれて

「今度会って飲もうよ!」

と誘ってくれたことがうれしくて、

早く直接会って

話がしたいとワクワクしていました。

 

 

でも、

その友達が僕を誘った本当の理由は、

高校時代の友達として、

お酒を飲みながら

昔話に花を咲かすためではなく、

 

僕をネットワークビジネスに勧誘し、

50万円もの商品を売るため

 

だったのです。

 

 

僕は、ネギ背負ったカモ?

久しぶりにその友達と会った僕は、

完全無防備で、

昔話に花を咲かせていました。

 

 

最初は、友達も一緒に

昔話に花を咲かせていましたが、

そのうちネットワークビジネスに

関する話が徐々に始まっていきました。

 

 

何やらお金が儲かるとか、

とても簡単なんだとか。

 

 

お酒も手伝い、無知な僕は、

見事その話に翻弄されることに(汗)

 

 

へぇ~、そんなビジネスがあるんだ〜

本当に儲かる話なのかも・・・と。

 

 

今思えば、

僕は完全に良いカモだったと思います。

 

 

組織ぐるみでのクロージング

後日、

新宿の喫茶店(クロージング会場)で

再び会いました。

 

 

僕と友達のまわりは、

すでにそのネズミ講仲間たちに

囲まれていました(笑)

 

 

ネズミ講仲間たちが、

みんなで手助けしながら、

一人の見込み客をクロージングしていくという

戦術が確立されていたのです。

 

 

その日までの間に色々と考え、

やはり自分には、人に商品を

売ったりするなんて無理だから、

この話はきっぱり断ろうと

思ってはいたのですが、

もはや断るなんて無理な状況に(汗)

 

 

結果、

見事に50万円相当の

羽毛布団セットを買うことと

なってしまいました・・・。

 

 

その羽毛布団セットを

売ることさえできれば、

どんどん会員レベルも上がり、

収入も半端なく上がる話だと

聞いてはいましたが、

 

良い商品を自信を持って

おすすめするのではなく、

まったく興味もない高額商品を

他人に買かわせることで、

あなたが”稼げる”という

ビジネスモデルだったのもあり、

”人に売りつける”という感覚があり、

どうしても、知り合いを勧誘する

という行為ができませんでした。

 

 

そもそも、

僕にそんな販売スキルや

度胸などはありませんでしたが・・。

 

 

そのうち、

新宿駅近くの喫茶店に集合するのも

だんだんと面倒くさくなっていき、

そのまま・・

 

はい、無理です(汗)

 

って感じで脱会をしました。

 

 

結局、

自分の不甲斐なさで残ったものは

羽毛布団セットと、

50万円ものローンだけでした(汗)

 

 

50万円ものローンは、

若干20歳の思考停止状態の若者には、

過酷な支払いでもありました。
(自業自得なのですが^^;)

 

 

その後、

その友達からは一切連絡もなくなり、

今では何をしているかもわかりません。

 

 

唯一の救いは、

僕のお金はなくなってしまいましたが、

大切な友達をなくすことを

避けることはできました。

 

 

ひょっとすると、

そのネズミ講の友達は、

本当に大切な友達には

声をかけていなかったかもしれませんが・・・(汗)

 

 

そうなると、

僕はどうでも良い友達リストの

一人だったかも(笑)

 

 

親にも、

50万円もの布団セットを

買わされてしまい、

ほんとあんたバカだね・・

と言われる始末・・。

 

 

高い買い物でしたが・・・

良い勉強になっているような、

なっていないような(汗)

 

 

ちなみに、

その羽毛布団セットは、

ぼくをバカ呼ばわりしていた母に

プレゼントをして、

長い間使ってもらいました(笑)

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昼『サラリーマン』夜『2つの事業を経営する社長』 ~10年もの長い不妊治療との戦いの末、奇跡的に我が子を授かる。 不妊治療は高額医療の為、夫婦で頑張って貯めてきた貯金を使い果たし、子供を諦めかける・・ 貯金も底をつく中、不景気で”給料15%カット”というジリ貧状態へ^^; そんなジリ貧サラリーマンが、インターネットを使った新しい副業との出会いをきっかけに、想像だにしなかった未来へと、大きく人生を好転させた方法や会社を辞めずに収入を増やす勉強法など、有益な情報を発信中