今回は、成功確率1パーセント以下と言われている、かなり過酷なお笑いの世界で、成功者の人が、どのようにして勝つための戦略を立てたのかを、僕なりの勝手な推測をしてみました。
これは、ビジネス的視点を活用した推測ですので、この記事をお読みいただければ、有効な新しいビジネス的知見を広げられはずです!
目次
あなたは「テキトー」使ってますか?
いきなりですが、僕は友達や会社の同僚から良くこう言われます。
「お前、ほんっと、テキトーな奴だよな~」と。
たまには、会話を「テキトー」に流してしまうことは誰にでもあると思います。
まったく、興味のない話などフラれようものなら、それこそ、どのタイミングでこの会話を終わらせられるかしか、考えていないということもあるでしょう。
ぶっちゃけ、興味ある無しに関わらず、全ての会話に全力投球で対応していたら、人生疲れ果てちゃうと思いませんか?
僕は、人生8割テキトー、2割理詰め、みたいな⇐かなり友達なくすかも(笑)
あっ、一応ですけど、「会話の内容に対して、テキトーな返答で問題ないな」と、”ちゃんとテキトーで良いかを判断してから”テキトーっぷりを発揮していますよ。
思考停止状態の「いいかげんなテキトー」ではないということです。
「テキトー」という、誰も見向きもしないポジショニング

「テキトー」、その最たるお笑いタレントに、僕の大好きな「高田純次」さんという、とっても面白い方がいらっしゃいます。
彼は、「ミスター無責任」「テキトー男」という”ブランディング”に成功した、勝ち組のお笑いタレントだと、僕は思っています。
戦々恐々と、多くのライバルがひしめくお笑いの世界では、どうしたら目立てるのか、自分が売れる為の”ポジショニング”をどこに設定すれば良いのかなど、戦略なくしては、きっと生き残ることなどできない、「目立たない=即死」な世界なはずです。
高田さんは、自身のテキトーな性格をストロングポイント(長所)とみなし、「テキトー」というライバルがまったくいない勝てる場所、つまり、お笑いの世界で”勝つため”の自分のUSP(ユニークセリングプロポジション⇒競合他社にはない、独自の売り、付加価値、差別化)を見つけ、そこに注力し続けてきた結果、「テキトー」でググれば、高田さんだらけになるほどの検索結果が出るまでに、のぼりつめることができたのです。
高田順次さんは、他の芸人さんとは違う、自分の売り、独自性、強み、差別化を”見つけた”のです。
ぶっちゃけ、この社会で”勝つ”ためには、あえてライバルひしめく血みどろの戦いをしなくちゃいけない世界よりも、ライバルが少ない”勝てる確率が高い世界”で、勝負した方が効率が良いと思いませんか?
だって、その方が楽だし、成功確率上がるもん(笑)
高田純次さんは、頭を使い、自分が勝てるであろうポジショニングをとっただけなのです。
ライバルひしめく”正当なお笑い”ではなく、”テキトーなお笑い”の世界で勝負をしたのです。
お笑い世界の成功確率がやばすぎる話
成功を目指すお笑い芸人は、ゆうに1万人を超えると言われています。
その中でも、かの有名な吉本NSCへの入学者数は、毎年1000人を超えると言われており、その中から、テレビで脚光を浴びれるのは、せいぜい2~3組と言われています。
だとすれば、マジで成功確率1パーセント切ってしまうという恐ろしさ…
だけど、もし勝てれば、晴れて成功者として、富裕層の仲間入りです。
成功確率1パーセントでの勝負・・(汗)
実は、もっと確率が高い、僕のような凡人でも成功者となれる戦略があるのです。
成功者になるための戦略とは?
勝てる確率が1パーセント未満で、1/0の勝負、勝ちか負けの勝負はやめましょうよ、ということです。
「勝負に負けはしたが、それまでのプロセスが大事で、とても充実した日々を過ごすことができました!」
とか、いらないですから。負けは負けです。
最初から、勝負する場所を見誤らないようにしなければなりません。
会社一筋だけでの勝負、会社に依存状態での「0」、つまり負けた場合(リストラや人間関係)は、それこそ絶望感などに苛まれ、鬱になってしまうかもしれません。
僕たちは、”負けないように生きる”ことが大事なのです。
しかし、勝ち続けることは現実的に無理なので、1/0の勝負、つまり勝ち負けの勝負に、逃げ道を用意せずに挑むのはやめましょうよ、ということです。
”PLAN-Bを用意しておきましょう”
つまり、緊急避難場所を用意しておきましょう!ということです。
5年後、10年後、自分が挑み勝負した世界(会社)で、1位(必要な人材)になれず、緊急避難場所を用意していなかったとしたら、あなたや家族は途方にくれるかもしれません。
あっ、勘違いをしてほしくはないのですが、僕は、何かを目指し勝負をすることは自分を強くし、得ることもたくさんあるということは重々承知しています。ただ、僕がお伝えする”負けないように生きる”、”勝負する場所を見誤らない”、”緊急避難場所を用意しておく”ということを、知っているかいないかでは、将来の幸福度や安心感に、雲泥の差がでてくることは間違いないと思っています。
例えば、プロスポーツ選手を目指す人たちは、そのスポーツを仕事として、お金を稼ぎ、成功して幸せになるために努力をしているのですよね?
毎日毎日練習に明け暮れて、血のにじむような努力をしているんだけど、お金や名声なんていらないんです。ただ、日本1位になれれば満足なんです・・・なんて人いませんよね?
日本新記録を出して、有名になって名声を得て、お金もたくさん稼ぎたいから、毎日がんばっているんですよね?
だって、日本は資本主義社会ですから。
お金を稼がなければ、ご飯も食べれないし、大切な家族を守ることもできない、そういう社会なのです。
テレビで見たことがある方もいるかもしれませんが、人生野球一筋で勝負をし、狭き門でもあるプロ野球選手に、仮になれたとしても、その世界で脚光を浴び、生き残れる選手はほんの一握りの人たち。故障や不振による解雇で、野球一筋という1/0の勝負をしてきた結果、この後の人生をどう生きていけば良いのか・・・と、途方にくれている大人たちを見たこともあります。
あの”百獣の王武井壮さん”は、陸上10種競技で長年優勝という目標を目ざし、見事達成したにもかかわらず、こんなことを言っていたそうです。
”初めて気づいた、おれはお金の稼ぎ方を勘違いしていたと・・・”
「俺は、10年以上も、陸上10種競技という仕事に身をささげてきて、優勝という素晴らしい結果をだすことができました・・・が、その先にあったものは、この競技では、まったくお金を稼げない、という意味不明な事実。どれほど頑張って鍛え、どれほど効率よく練習をし、すべての時間をかけ、自分が成功するために、この仕事を頑張り続けてきたけれど、結果・・まったく稼ぐ事ができなかった。俺は、そこでようやく「やってもーたーー!」ということに気づいたんです。そもそも、勝負する場所自体が間違っており、そこでどんだけ頑張っても、目的を達成することができないということに気付いたんです。
その後、武井壮さんは、ひたすらビジネスの勉強をしつづけ、そのスキルをいかし快進撃。
現在では数億を稼ぐ芸能人にまでの駆け上がりました。
→武井壮さんの成功スートリーに感動し、更に勝手に推測してみた
稼ぐためには、体じゃなくて、頭使おうよ
話を、高田純次さんに戻します。
ためしに、「テキトー 男」でググってみてください。
ずらーっと、高田さんだらけになるのね(約 4,470,000 件中一位)。
僕は正直、お笑いの人たちをかなりリスペクトしています。
ぶっちゃけ、人を笑わすのって、ムズくないですか?
言い方は悪いですが、リアルに”バカ”じゃできないですよね?
ちなみに、バカって、真のバカのことですよ?
つまり、「思考停止状態」のまったくなーんも考えようとしない人のことです。間違っても、おバカというブランディングを演出している、賢いお笑い芸人さん達のことではいですよ。
ビジネスの世界では超有名なマーケッターでもある、神田正典さんのお言葉
「成功してお金を稼ぎたいのであれば、体に汗をかくんじゃなくて、脳みそに汗をかくぐらい頭を使え」と。
うん?…確かこんな感じだったような・・
「やっぱりお主、まじでテキトーだな」と言われますね^^;
体を使うのは「労働者」、頭を使うのは「経営者」。
頭を使うのは、とても疲れるし、なるべくなら避けたいもの。ただ黙々と、体を使って労働しているいるだけの方が、よっぽども楽なんです。
この資本主義の世界では読んで字のごとく、資本(人・物・お金・情報⇐ここでは”お金”)、主義(社会制度)なんですよね。
その資本を手に入れるには、何らかの社会的な価値を生む行為をしなくてはならなくて、頭を使って「価値を生む側」になるか、体を使って「言われた価値を黙々とこなす側」になるか、つまり、”使う側か使われる側”のどっちになるか?ってことになります。
当然、前者の方が、多くの”富”を得ることができ、後者の方は、限られた”富”しか得ることができないということを、ご理解いただけると思います。
ちなみに、僕は「使われてもいるし」「使ってもいるし」、両刀ですね(笑)
▼▼ケンイチのプロフィール▼▼
まとめ
いかがでしたでしょうか?
僕の勝手な推測ではありましたが、高田さんの口から、次から次に繰り出されるあのテキトーっぷりトーク、むっちゃくちゃ頭の回転速すぎなのが、よーくわかりますよね。
ほんと、人を笑わすのって、特殊スキルだと思います。それを仕事にして、ご飯を食べているお笑い界の方達、マジでリスペクトです!
ただ単純にテキトーな性格だから、番組でもテキトーなことを言って、お茶の間に笑いを起こしているんでしょ。・・・という、安易な思考で終わるのではなく、高田さんが考えていたであろう”お笑いの世界で勝つための戦略”を勝手に推測すると、おもしろくもあり、多くの学びも得ることができると思います^^